Chapter 2 of 29九月十七日。また雨なり。一昨日四谷通夜店にて買ひたる梅もどき一株を窗外に植ゆ。此頃の天気模様なれば枯るゝ憂なし。燈下反古紙にて箱を張る。頻に縁側に上りて啼く。寝に就かむとする時机に凭り小説二三枚ほど書き得たり。 ◯