Chapter 1 of 1

Chapter 1

日比谷のベンチで

雪と愛が悲しいSの字を描いてゐる

青い魚がどこともなく泳いで

空に寒い街並みが映つてゐる

頭の中に恋人の欧文字があつた

棄てゝある蜜柑の皮は自らを嘲笑ふ赤い舌である!

●図書カード

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