Chapter 1 of 22

ひと夜えにし

おち椿ふみては人のこひしくて春日七日を惓じぬる里

流れ來て加茂川さむき春のよひ京の欄人うつくしき

あけぼのの花により來しそぞろ道そぞろあふ人皆うつくしき

松落葉ふみつつ行けば里ちかし朝靄みちにうすれうすれゆく

朝ゆくに人目涼しき濱や濱小靴玉靴漣のあと

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