Chapter 1 of 1

Chapter 1

めでたきものは

今、世に来たりしみどり児。

大いなるものの創造の

み手をはなれて遠からじ。

父に似し母に似し兄に姉にとささめく前に、

新しき生命に現われている

神のみ業をみつめよう。

みどり児のめでたさは、

その絶対の独自さである。

親やこの世の型の外にあふれている

その輝く自由さである。

絶対に自由な生命、

独自なる生命、

それが親々の生を通して

この世にあらわれて来た光栄を思おう。

親に人に私たちの見なれた型は、

みどり児の新しい生命の外側に深く刻みつけられている。

私たちはそれを見て、

あまり喜んだり悲しんだりすることをやめよう。

今、生まれしみどり児の

内なる光はめでたいものである。

絶対にめでたいものである。

みどりごの心 一九二九年(昭和四)

●図書カード

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