Chapter 8 of 365
一月八日(金曜)
十一時起き、果して大分具合よろしい。今朝は宿の朝飯がうまさうなので食ってみた、味気ないものばかりだが生卵子で流し込む。たのまれた色紙を書いてゐると、昔ゐた女中のしげが来て、何時迄もゐるので参った。座へ出る、流石に七草すぎたから一寸客は落ちた。五時にアラスカへ、鈴木文史朗夫妻の招待で行く。オルドヴルは中々凝ったものが出た。コンソメとスパゲティと肉の煮込み、うまかった。座へ帰ると又満員。ハネ後、不二アイス迄食事しに行く。まづい糊みたいなポタアジュとコロッケ。ホットケーキ。宿へ帰って熱を計ると七度四分。それでもアスピリンのんで麻雀する。
名古屋の客は、ますます分らない、日がたつにつれて段々インテリの客が多くなる筈だのに段々分らない連中が多くなるやうな気がする。兎に角宝塚より落ちることだけは確実だ。