Back
古川ロッパ昭和日記 05 昭和十四年
Table of Contents
古川ロッパ昭和日記 05 昭和十四年
古川緑波
Reading Settings
Font size
18px
Theme
Light
Dark
Sepia
Eye care
Line spacing
Reading mode
Translation Pagera AI
Original Public Domain
Chapter 10 of 361

一月十日(火曜)

南品川の海徳寺へ、芳村伊四郎の告別式へ行く。文芸部太田恒次郎の父である。ひどく寒い日、濠も池も氷一面。一時に帝劇のアトラクション「ミュジクパレード」を見に行く。練習充分で感心した。スターのゐないよさがあった。編曲指揮の服部良一に会ってホテルでコーヒーのみ、二時半文ビルへ、本年度から始めたダメ出し会、出席随意としたら十何人か集った。それから三信ビル地下の理髪へ寄り、座へ出る。ガールスの一人で故郷へ帰ってゐた雲井つばさ死去の報あり。大満員。憂悶のため舞台が不安でしょうがない。セリフなどどまついたりする。「遠山」どうも。「新婚」インテリ客となり笑ひ少くなった。ダッシー八田氏、横尾泥海男来訪。まっすぐ帰宅。

ダンスチームのハリキリ娘光芙美子ダンス中ハリキリすぎてボックスへ落ちる。而も怪我なし。こんなこともあり。

Chapter 10 of 361
|