ホワイトフレッド・M
ホワイトフレッド・M · Japanese
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ホワイトフレッド・M · Japanese
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Original (Japanese)
ドレントン・デン特派員がニューヨークポスト紙の編集室へぶらりやってきた。両手をノーフォークジャケットに突っ込み、口端に巻煙草を噛み、捨てる気などさらさらない。 相手のお偉方は短い煙管をくわえ、上着もチョッキも着てない。でもペリグリン・プライド編集長は大物だ。いつかは社長になれるかも。だが、好きなのはこの世で一番洗練された新聞を牛耳ることだ。 「やあ、戻ったか」 と編集長が声をかけた。 デンが割り込んで、 「キューバからです。高くつきましたけど、面白い記事を二本持ってきました。費用検査はまっぴらですよ」 斜にかぶった汚い藁帽が左目にかかっている。 「金なんかくそくらえ。ネタさえ持ってくればいい。とにかく戻って嬉しい。あの犬は君のか」 デンがうなずくと、指さす方に、もじゃもじゃの牧羊テリア犬が椅子の近くで丸まっていた。 「名前はプリンス。話す以外何でもできます。我々より優秀ですよ。で、仕事は?」 「はっきり言えば、度胸と勇気がいる。危険は君の大好物だよな。当然放火団は知ってるだろ。知らない? そうか、とにかく承知の通り、ニューヨークの年間火災件数は、まあロンドンの比じゃない。噂を時々耳にす
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