Chapter 1 of 47

〔いたつきてゆめみなやみし〕

いたつきてゆめみなやみし、  (冬なりき)誰ともしらず、

そのかみの高麗の軍楽、    うち鼓して過ぎれるありき。

その線の工事了りて、     あるものはみちにさらばひ、

あるものは火をはなつてふ、  かくてまた冬はきたりぬ。

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