宇野浩二 · 일본어
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원문 (일본어)
最早や昨年のことになるかと思ふが、私はこの雑誌に『質屋の小僧』といふ文章を書いたことがある。すると、一二ヶ月後、私のその文章を見たと云つて、あべこべに以前その質屋の暖簾をくぐつた頃の私の印象を、その『質屋の小僧』が書いたことがある。その頃から一年程たつた今、彼は既に質屋の小僧でなく番頭であつた。名は金井源蔵と云ふ。 以前、その小僧時代に私がよく世話になつた金井君が、いつの間にか番頭になると共に、文学青年になつて、私のところへ原稿を持つて来るやうになつた因縁を書いたのが、前記私の『質屋の小僧』の大略であるのだが、私がそんな文章を書いたり、彼がそんな応酬の文章を書いたりしたので、その後私たちは一層会ふ機会が多くなつた。彼はそれから後も一二度『文藝春秋』に投稿したらしかつたが、一度切りで後は採用されなかつたらしい。「規則が変つて、投書は一切取らなくなつたらしいので、」と云つて彼は無邪気な態度で残念がつてゐた。が、私のところへは、ときどき小説とか随筆のやうなものとかの原稿を持つて来ては、それに就いての感想を聞かしてくれといふ習慣になつた。尤も、彼が私のところへ来るといつても、奉公中の境遇である
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宇野浩二
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