折口信夫
折口信夫 · 일본어
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折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
一 志賀の鼻を出離れても、内海とかはらぬ静かな凪ぎであつた。舳の向き加減で時たまさし替る光りを、蝙蝠傘に調節してよけながら、玄海の空にまつ直に昇る船の煙に、目を凝してゐた。艫のふなべり枕に寝てゐて、しぶき一雫うけぬ位である。時々、首を擡げて見やると、壱州らしい海神の頭飾の島が、段々寄生貝になり、鵜の鳥になりして、やつと其国らしい姿に整うて来た。あの波止場を、此発動機の姉さんの様な、巡航汽船が出てから、もう三時間も経つてゐる。大海の中にぽつんと産み棄てられた様な様子が「天一柱」と言ふ島の古名に、如何にもふさはしいといふ聯想と、幽かな感傷とを導いた。 土用過ぎの日の、傾き加減になつてから、波ばかりぎら/\光る、蘆辺浦に這入つた。目の醍めた瞬間、ほかにも荷役に寄つた蒸汽があるのかと思うた。それ程、がらにない太い汽笛を響して、前岸の瀬戸の浜へかけて、はしけの客を促して居る。博多から油照りの船路に、乗り倦ねた人々は、まだ郷野浦行きの自動車の間には合ふだらうかなどゝ案じながらも、やつぱりおりて行つた。 島にもかうした閑雅が見出されるかと、行かぬ先から壱岐びとに親しみと、豊かな期待を持たせられたのは
折口信夫
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