幸田露伴 · 일본어
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원문 (일본어)
花のいろ/\ 花のいろ/\ 幸田露伴 梅 梅は野にありても山にありても、小川のほとりにありても荒磯の隈にありても、たゞおのれの花の美しく香の清きのみならず、あたりのさまをさへ床しきかたに見さするものなり。崩れたる土塀、歪みたる衡門、あるいは掌のくぼほどの瘠畠、形ばかりなる小社などの、常は眼にいぶせく心にあかぬものも、それ近くにこの花の一ト木二タ木咲き出づるあれば、をかしきものとぞ眺めらるゝ。たとへば徳高く心清き人の、如何なるところにありても、其居るところの俗には移されずして、其居るところの俗を易ふるがごとし。出師の表を読みて涙をおとさぬ人は猶友とすべし、この花好まざらん男は奴とするにも堪へざらん。 紅梅 紅梅の香なきは艶なる女の歌ごゝろ無きが如し。香あるはいと嬉し。まだ新しくて青き光失せぬ建仁寺籬折りまはしたる小さき坪の中に咲き出でたる、あるはまたよろづ黒みわたりたる古き大寺の書院の椽近く※ひこぼるゝなど、云ひがたき佳きおもむきあり。梅は白きこそよけれ紅なるは好ましからずなんど賢(さか)しげにいふ人は、心ざまむげに賤し。花は彼此をくらべて甲乙をいふべきものかは。 牡丹 牡丹は人の力の現
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幸田露伴
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