坂口安吾 · 일본어
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원문 (일본어)
戦争論 坂口安吾 戦争は人類に多くの利益をもたらしてくれた。それによって、民族や文化の交流も行われ、インドの因明がアリストテレスの論理学となり、スピロヘーテンパリーダと共にタバコが大西洋を渡って、やがて全世界を侵略し、兵器の考案にうながされて、科学と文明の進歩はすゝみ、ついに今日、人間は原子エネルギーを支配するに至ったのである。 多くの流血と一家離散と流民窮乏の犠牲を賭けて、然し、今日に至るまで、戦争が我々にもたらした利益は大きい。その戦争のもたらした利益と、各々の歴史の時間に人々がうけた被害と、そのいずれが大であるか、歴史という非情の世界に於ては、むしろその利益が大であったと云うべきであろう。 百年の時間の後に於ては、我々も亦、非情なる歴史のなかの一員とならざるを得ない。しからば、人類の歴史的な立場に於ては、我々が一身の安危のために戦争を咒い避けるということは、許さるべきではないだろう。したがって、私がこゝに戦争論を弁ずることは、一身の安危によって、戦争にインネンをつけるワケではない。 すべて、物事には、限度というものがある。時速三百キロをだしうる自動車も、東京都内に於ては、三〇キロ
坂口安吾
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