杉村楚人冠 · 일본어
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원문 (일본어)
午後三時十五分にゴールデンゲートを過ぎてから、今迄にもう何時間経つたと思ふぞ。 先づ検疫船が来て検疫医が乗り込む。一等船客一同大食堂に呼び集められて、事務長が変な所にアクセントをつけて船客の名を読み上げる。読み上げられた者は、一人々々検疫医の列んだ段階子の下を通つて上へ出て行く。『ミストル・アサヤーマ』。「ヤ」で調子を上げて少し引ツ張つて「マ」で下げる。成程山のやうに聞える。『ミストル・ヘーガ』。日本人の給仕が気を利せて『芳賀さん』と読み直す。『ミストル・ホーライ』。これは堀だ。『ミストル・アイカイ』。之は猪飼だ。『ミストル・キャツダ』。勝田君が出で行く。『彼奴だ/\』と、皆くす/\笑ふ。自分のことを笑つたのかと、左なきだに無愛想な顔をしたモンゴリア号の事務長は、益むづかしい顔をする。 検疫は五時に済んだ。今度は税関の小蒸気が著く。之にはクック社の桑港支社長ストークス君やら、朝日新聞社桑港特派員清瀬規矩雄君などが便乗して来たので、陸上の模様明日の見物の次第などを語り合つて、大方賑やかになつて来た。税関附の官吏が来て、大蔵省から桑港税関長へ宛てた書面の写を呉れる。見ると、一周会員の荷物は
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杉村楚人冠
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