Chapter 1 of 1

Chapter 1

騒しい仔猿たちいねこちらをむいて雌はしばしの憩ひおれは些少の空地に椅子をだしておれのうへに満天の星座おれが空気を呼吸すればかれらも天の青い層をとほして賑やかに息づくかに見えるのだがさて 雨ありてたちまちこの界隈この露路の奥雨はしづかに市にふる雨の車軸よ おれを恣にこの界隈を敲くがよいおれは椅子に動かないおれにはできる濡れること!滑稽ながらこれが首題の冒険だめすよ 糊のきいたゆかたが心配はて 風邪をひくのはよいけれど明日のつとめがきにかゝる

●図書カード

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