中谷宇吉郎 · 일본어
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원문 (일본어)
私は温泉が非常に好きである。少年時代を北陸の温泉地に送ったせいかも知れないが、今でも少し身体の調子が悪い時などは、いつも温泉に行ったら直ぐに元気になるのだろうという気がする。元気な時はまたそれなりに、夏休みなどには気の向いた本でも持って、山の温泉へ行って見たいと考えることがしばしばある。 温泉が本当に身体のために良いかどうかは、現今の医学では決定的な論断は下せないという話である。まあ効くだろうということくらいは云えるそうであるが、何故温泉が普通の湯、特に湯の花でも入れた湯よりも余計に効くかというような点になると、まるで分らないという話である。まあラジウムがあるからだろうとか、気分の転換が出来るからとか、都会生活を離れて清浄な空気が吸えるからとかいう程度の話はあるが、別に大した根拠のある話ではなさそうである。 それでも私には温泉が非常に身体に効くような気がして仕方がない。この信仰は、現今の科学が温泉は効かないという「証明」をして見せてくれるようなことがたとえあったとしても、なかなかに揺がない位根強いものではあるまいかと思われるほどである。もっともその心配はないのであって、一時温泉の効用な
中谷宇吉郎
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