堀辰雄 · 일본어
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원문 (일본어)
一九三〇年八月十七日、K村にて 僕がホテルのベッドに横になつて、讀書をしてゐたら、窓から、向日葵の奴がしきりにそれをのぞきこむのだ。 どうもうるさくつてしかたがない。 そこで僕は立ち上つていつて、窓をしめてきてやつた。 うすぐらくなる。本なんか讀んでゐるよりは晝寢にもつてこいだなと思つてゐると、……いつのまにか僕はすこし眠つてしまふ。 やがて僕は目をさます。窓を開けにゆく。さつきの向日葵は怒つたやうに向うむきになつてゐる。 どれ、ひとつ散歩でもしてこよう。…… 向日葵めは、その下を僕が通り過ぎても、知らん顏をしてゐるので、僕がステッキの先でこづいてやつたら、今度はほんとに怒つて、僕に平手打をしようとする。――と思つたのは、僕の錯覺だつた。實は、その瞬間まで、そいつにかじりついて花粉まみれになつてゐた蜜蜂の奴が、いきなり飛び立つて、僕に襲ひかかつたのだ。 そいつから逃げつてゐるうちにすつかり僕まで花粉まみれになつて、さて氣がついて見ると、僕は道に迷つてゐた。 だが、心配しないでいい。そら、そこに立札がある。―― Way to Town Way to Station 僕はとにかく町へ出かけ
堀辰雄
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