Chapter 1 of 1

Chapter 1

淋しき夜の音づれ、

つかれし眼にうつり

わなゝき震ふ心は、たゆむ隙なく、

あるかなきかの影にも似たれ。

青める星の空より、

涙ににじむ曲を、地になげかわす、

そはわれに、

耳そばだてゝ聞けとや…………

つかれし心に、何をかきかむ、

願ふは、眼の光をとざし。

淋しき夜の音づれ――

闇のかほりを、すはむと思ふ。

●図書カード

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