Chapter 1 of 1

Chapter 1

こんな静かな晩、外は全くの闇である

星はわずかに下界を雲間にのぞいている

ああ下界は午後十一時

俺は今夜も自然教徒なる故に

黒き衣を身に着けて

静かに彼方の小高い丘へ歩んでゆく

小高い丘には

一本の白樺が、聖十字架の如くにそびいている

●図書カード

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