Chapter 1 of 1

Chapter 1

文開く衣の袖はぬれにけり 海より深き 君が美心

世の人はわれをなにともゆはゞいへわがなすことはわれのみぞしる

春くれて五月まつ間のほととぎす初音をしのべ深山べの里

湊川にて

月と日のむかしをしのぶみなと川流れて清き菊の下水

明石にて

うき事を独明しの旅磯うつ浪もあわれとぞ聞

人心けふやきのふとかわる世に独なげきのます鏡哉

●図書カード

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