Chapter 1 of 6
序
さきに『ホトトギス』五百号を記念するために、改造社から『五百句』という書物を出し、また『ホトトギス』五百五拾号を記念するために、桜井書店から『五百五十句』という書物を出した。今度また菁柿堂の薦めによって、『ホトトギス』六百号を記念するために『六百句』という書物を出すことになった。
これは昭和十六年から、昭和二十年までの句の中から選んだものである。『五百句』の時と同じく句数は厳格に六百句と限ったわけではなく多少超過しているかもしれぬ。
昭和二十一年九月十一日小諸山廬にて高浜虚子