Chapter 4 of 4
4
でも、へんなものですねえ。ぼくはひたすら透明に、自分から動かないでいるのに、じたばたは一切避けているのに、ほとんど何の理由もなく憎まれたり、嫉妬されたり、頼もしがられたり、軽蔑されたり、オセッカイを受けたりすると言うのは、何でしょう。じたばたしているのはぼくじゃなく、ガラスの向うの現実なのです。しかしそれらは遠くからぼくを脅かす。何をじたばたしておるのかと、わらっているだけで済めばいいんですがねえ。ままならぬ世の中です。
●図書カード
でも、へんなものですねえ。ぼくはひたすら透明に、自分から動かないでいるのに、じたばたは一切避けているのに、ほとんど何の理由もなく憎まれたり、嫉妬されたり、頼もしがられたり、軽蔑されたり、オセッカイを受けたりすると言うのは、何でしょう。じたばたしているのはぼくじゃなく、ガラスの向うの現実なのです。しかしそれらは遠くからぼくを脅かす。何をじたばたしておるのかと、わらっているだけで済めばいいんですがねえ。ままならぬ世の中です。
●図書カード