Chapter 3 of 36
聖菜園
こころの糧をわがとる菜園こそ
榮なき思ひ日毎に耕すなれ。
ある時ひくき緑はここに燃えて
身はまた夢見ごこちにわづらふとも
時には恐怖に沈むかなしき界の
地獄の大風強く吹きすさみて、
ここにぞ生ふる命の葉は皆枯れ、
歡樂冀願もあだに消え去るとも、
ああただかの花草や、(羽なくして
ささやく鳩にも似るか、)そのにほひに
涸れにし泉ふたたび流れ灌ぎ、
ああまた荒れにし土の豐かなる時、
盡きせぬ愛の花草讃めたたへて
聖菜園のつとめに獨りゆかむ。
三
こころの糧をわがとる菜園こそ
榮なき思ひ日毎に耕すなれ。
ある時ひくき緑はここに燃えて
身はまた夢見ごこちにわづらふとも
時には恐怖に沈むかなしき界の
地獄の大風強く吹きすさみて、
ここにぞ生ふる命の葉は皆枯れ、
歡樂冀願もあだに消え去るとも、
ああただかの花草や、(羽なくして
ささやく鳩にも似るか、)そのにほひに
涸れにし泉ふたたび流れ灌ぎ、
ああまた荒れにし土の豐かなる時、
盡きせぬ愛の花草讃めたたへて
聖菜園のつとめに獨りゆかむ。
三