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新頌
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新頌
北原白秋
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Terang
Gelap
Sepia
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Terjemahan Pagera AI
Asli Public Domain
Chapter 8 of 32

狙ひ

しづかなり夏空、

軍の真上、

畏ろしく形無きもの

風をはらむつかのま。

敵なりや、稚き

将た生物、

現れ、また現れ、

視野は透る。

響無し、声も無し、

気息のみ

輝やかし時秒のみ

満ち、いきるる

ひたおもて、黄の土。

軍はあり、草をかつぎ

山のごとしづもる戦車、

晴眼にひたと向ひ、

未だ放たず。

そのはじめ、天地

創られて新に、

俟つありき、何ごとかの

一の動き。

どとと射つ我か、彼か、

このたまゆら、

勝つ者の正しき狙ひ

神のみぞ知ろしめすらむ。

Chapter 8 of 32
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