Chapter 4 of 6
聯盟理事会
聯盟総会で決議した事を実行に移す機関として聯盟理事会(Council)というのがある。これは十ヶ国の代表者によりて構成されている。その内、英、仏、伊、日の四国は常置理事国で、あとの六ヶ国が年々の総会で選ばるるのである。現在の選出理事国は白、ブラジル、西班牙、ウルグワイ、瑞典、チェッコ・スロバキヤとなっている。総会を議会とすれば、理事会は政府の如きものである。内閣会議は毎週一回開くのが常であるが、理事会は定期は三ヶ月に一回開き、一ヶ年四回で、会期は一週間位である。最初はより頻繁に開いたこともあり、今後も必要に応じて随時開くが大体は上記の如くである。日本の代表は巴里駐在の石井菊次郎大使で、大使に差支ある場合、白耳義の安達峰一郎大使が代って出席する。
会場は巴里とか羅馬(昨年十月は同市)とかに開くことあるも、そは例外にして、普通はジュネーブに開く。
会議に於ける用語その他のことは総会に於けると同じである。理事席の傍に二、三人の書記官の席があって、理事の参考に供する。また事務局の人々も出席していて、各種の質問に応ずる。
理事会の決議は総会と同じく原則として同会一致を必要とする。表決は一国一票で、議決すればこれを事務局に廻わして実行に当らせる。事務局の総長はこれを関係の部に送りて、実行に必要な方法を立案させ、それが再び総長の手許に帰って来り、それにより実行するのである。