Chapter 2 of 372
十二月十二日(土)
右翼やゴロツキの世界だ。東京の街は赤尾敏(建国会会長・代議士)という反共屋の演説ビラでいっぱいであり、新聞は国粹党首という笹川良一(国粹大衆党総裁・代議士)なる男の大阪、東京間の往來まで、ゴジ活字でデカデカと書く。こうした人が時局を担当しているのだ。
この戰爭の第一の失敗は、極端な議論の持主が中枢を占有し、一般識者に責任感を分担せしめぬことだ。
右翼やゴロツキの世界だ。東京の街は赤尾敏(建国会会長・代議士)という反共屋の演説ビラでいっぱいであり、新聞は国粹党首という笹川良一(国粹大衆党総裁・代議士)なる男の大阪、東京間の往來まで、ゴジ活字でデカデカと書く。こうした人が時局を担当しているのだ。
この戰爭の第一の失敗は、極端な議論の持主が中枢を占有し、一般識者に責任感を分担せしめぬことだ。