Chapter 1 of 4
Chapter 1
(付記) 本篇は唯物論研究会の中心人物たる戸坂潤が書いて東京地方裁判所検事局に提出したものである。本篇の内容中日本共産党と同研究会との関係等重要部分に於て嘗てこの「思想月報」第一号に掲載した「唯物論研究会経過」の趣旨と必ずしも一致しない点がある。然し本篇は戸坂潤が全く任意自宅に於て執筆して提出したものであって、検事は之に対し何等反問等をしていないから或はそういうことの為に右のような結果となったのではないかと思われる。それは兎に角として執筆者戸坂潤は現に同研究会の中心人物であり又同会のことを相当詳しく述べているから参考の為茲に之を掲載する。