Chapter 1 of 1

Chapter 1

幼き恋は

寸燐の軸木

燃えてしまへば

あるまいものを

寐覚めの囁きは

燃えた燐だつた

また燃える時が

ありませうか

アルコールのやうな夕暮に

二人は再びあひました――

圧搾酸素でもてゝゐる

恋とはどんなものですか

その実今は平凡ですが

たつたこなひだ燃えた日の

印象が二人を一緒に引きずつてます

何の方へです――

ソーセーヂが

紫色に腐れました――

多分「話の種」の方へでせう

●図書カード

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