Chapter 1 of 1

Chapter 1

野のはて夕暮雲かへりて

しだいに落ちくる夕雲雀の

有心の調さへしづみゆけば

かすかに頬うつ香ひありて

夜の闇頒ちて幕くだる。

自然は地にみつ光なりや

今日はめぐりて山に入れど

見よかの大空姿優に

夜の守月姫宮をいでて

唱ふをきかずや人の子等は。

ああ君倦んずる額をあげて

不滅の生命をさとり得なば

胸うちたたいて大神には

讚美と感謝をささげてずや。

●図書カード

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