Chapter 1 of 1

Chapter 1

わたしらはあなたの国では、正しい詩人は舌をひっこぬかれると聞いたわたしらはなお聞いた―――資本をつなぐ軍部と軍閥の鉄道の上にひっこぬかれた詩人らの舌がわたしらの故郷の海のさん/\たる珊瑚珠のように、串刺しにしてさらされてあるのを

荒らされた珠は、海の青さの海で真紅に燃えていたその一粒々々は揺れ合い折れ重なり、嵐の中で彼自身の地肌を完全に保存したわたしらえの侵害をあなたらの禦いだのには及ばなかったが根限りあなたらえの侵害を守ろうとしそして囚われの中でわたしらはなお聞いた―――大陸の都市と村々をどよもす風のさゞめきの陰でさらされた舌が一様にひるがえり、紅旗の歌を奏でつゞけるのをどんな日と、寒さと、洪水が、あなたらの朽ちえぬ紅さを、高く保全し、そしてかたみに押しひろげえなかったろうか

あなたらの国とわたしらの国ではどちらも一篇の詩が牢獄か牢獄に値するそして書く隙と、書く自由をもたぬ詩人たちが、どんなに多いことだろう!あなたらとまたまた歌いぬこう―――異郷に捧げられた詩誌の上にあなたらの国のはてに築かれたあの偉大な黎明が、あなたの歌を明瞭にわたしらの耳に響かしめうる日まで

●図書カード

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