Chapter 1 of 1

Chapter 1

一枚のアカシヤの葉の透視

五月 其処で衣服を捨てる天使ら 緑に汚された脚 私を追いかける微笑 思い出は白鳥の喉と なり彼女の前で輝く

いま 真実はどこへ行った

夜露でかたまった鳥らの音楽 空の壁に印刷した樹らの絵 緑の風が静かに払いおとす

歓楽は死のあちら 地球のあちらから呼んでいる 例えば重くなった太陽が青い空の方へ落ちてゆくのを見る

走れ! 私の心臓

球になって 彼女の傍へ

そしてティカップの中を

――かさなり合った愛 それは私らを不幸にする 牛乳の皺がゆれ 私の夢は上昇する

●図書カード

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