Chapter 6 of 108木のぼりのおさる木のぼりのおさるさん、 おちたときゃ、そのときゃおちていた。 石の上のつんがらす、 飛ったときゃ、そこらにゃ影もない。 りんごかじりの婆おかみ、 二つたべたときゃ、一対たべていた。 水車場がよいの小荷駄うま、 てくるときゃ、じっとたっちゃいなかった。 拇指ちょんぎったうしころし、 けがしたそのときゃ、血をだした。 かけっこしてゆくお供さん、 はやがけするときゃ、かけあしだ。 おくつそそくるくつなおし、 つくろっちゃったそのときゃ、しあげてた。 ろうそくつくるがろうそく屋、 型からひっぱいだときゃ、手にもってた。 スペインさしていった艦隊、 かえったときゃ、またぞろやってきてた。