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不器男句集 02 不器男句集
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不器男句集 02 不器男句集
芝不器男
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번역 Pagera AI
원문 Public Domain
Chapter 4 of 6

山霧

麦車馬におくれて動き出づ

向日葵の蕋を見るとき海消えし

日光遊草四句樺の中奇しくも明き夕立かな

枯山を断つ崩え跡や夕立雲

蓬生に土けぶり立つ夕立かな

滝音の息づきのひまや蝉時雨

中禅寺湖より戦場ヶ原への途上山霧や黄土と匂ひて花あやめ

戦場ヶ原三句隠沼は椴に亡びぬ閑古鳥

虚国の尻無川や夏霞

郭公や国の真洞は夕茜

風鈴の空は荒星ばかりかな

桑の実や馬車の通ひ路ゆきしかば

駅路や麦の黒穂の踏まれたる

ころぶすや蜂腰なる夏痩女

籬根をくゞりそめたり田植水

大雨に鏡も濡れし田植かな

沢の辺に童と居りて蜘蛛合

干に睡たき蛇の来りけり

朝ぼらけ水隠る螢飛びにけり

花うばらふたゝび堰にめぐり合ふ

月雲をいづれば燃ゆる蚊遣かな

さきだてる鵞鳥踏まじと帰省かな

岩水の朱きが湧けり余花の宮

山の蚊の縞あきらかや嗽

桔梗や褥干すまの日南ぼこ*

蝉時雨つく/\法師きこえそめぬ

苔の雨かへるでの花いづこゆか

楓のしゞの垂花いつかなし

山青しかへるでの花ちりみだり

Chapter 4 of 6
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