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国際聯盟とは如何なものか
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国際聯盟とは如何なものか
新渡戸稲造
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번역 Pagera AI
원문 Public Domain
Chapter 2 of 6

聯盟総会とその組織

国際聯盟の機関は大体四種より成っている。聯盟総会、聯盟理事会、聯盟事務局及び諸種の委員会である。

聯盟総会は聯盟国の代表を以て組織せらる。代表は各国一人ないし三人で、外に三名までの代表代理を出席させることが出来る。総会の出席者は時によりて異るが、大概四百名内外である。

代表者として出て来る者は前大臣が三分の一位、外交官が三分の一位、しかして残りの三分の一は大学教授という状態である。第一回の総会の時、英国の某氏が紙片に「教授が多過ぎる」(There are too many professors)と書いて次ぎ次ぎに廻わした時、某博士かが「プロフェッサース」を「ポリチシアンス」に改刪したので大笑となったことがある。それほど教授の肩書を持つものが多い。欧洲の新興小国には前大臣、前外交官というものがない、従て大学教授を挙げるの外ないのであろうが、その間には有為の人物が多いのである。

国際会議に於て各国の席順を決めるということは非常に重大な問題であって、外交史上にも席順の上下を争い席を蹴って退去した例もある。個人としてはともかく、自分の代表する国家の威厳ということを思うからである。今より二百五十年も前に英国の政治家宗教家なるウイリアム・ペンが国際会議の計画を描いたときに、会場につき詳細な設計を作っている。それによると、国際会議に争の起るのは席順の上下である。この争を絶つためには席順に上下の区別をなくするに若くはない。しかして上下の区別なからしめるためには円形の卓子とするがよい。さすれば上もなければ下もない。しかし入口に近い方は下で、遠い方は上のように見られるから、入口を各所に設け、建物そのものも円形となし、何処からでも入り、何処にも上下の区別なからしめたことがある。席順はかく重大であるので、聯盟総会でもこれを如何に定めるかは一の問題であった。結局国名のABCによることに決した。しかしABC順とするも、英国語を以てするかまたは仏語を以てするかによって上下の別が分れる。英語にすれば英国は England でEの席となるが仏語を以てすれば Angloterre のAになる。結局仏語のABC順によることとしたからアルバニヤ国は一番上席にいる。

議長は毎年の会議に新に選ぶので、小国より選ぶことが慣例となっている。例えば第一回は白耳義、第二回は和蘭、第三回は智利、第四回はキューバ、昨年の第五回は瑞西というが如し。

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