Chapter 1 of 93

一月一日(水曜)晴

九時すぎに起され、入浴。PHもなき、静けき正月なり。金がないだけが、哀れだが。朝食、母上も離れから来られる。屠蘇と雑煮、何が正月だい! と叫びたき心地。年賀はがき、何百枚か着く。出さないところからのも大分あるので、先づは、初書きは、年賀状から始めよう。床へ入り、年賀はがきの残りを書き出す。女房は風邪で熱ありだし、年賀客といっては、津田・松本・影山・小島がかほを出した位のもので、わが家の正月は静かなり。もうそろ/\暗くなりかけてゐる。飲んで寝るんですなあ。六時半、茶の間へ。清のガールフレンド今木さんが来てゝ食事を共にする。サントリータンサン、登起波(米沢)の牛肉粕漬、ローストポーク。すし屋からのこはだと卵のみ食って、八時半には天上。アド三服み寝る。あゝ寝るが何よりのたのしみなり。今朝トニー谷より年賀電話あり、風呂へ入ってゝ出られず、女房が出た。

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