Chapter 1 of 1

Chapter 1

追白、御手もとの品いかゞ相成候か、御見きりなくてハ又ふのと相成。

世界の咄しも相成可レ申か、此儀も白峯より与三郎より少うけたまハり申候。此頃おもしろき御咄しもおかしき御咄しも実に/\山ニて候。かしこ。

拝啓。

然ニ先生此頃御上京のよし、諸事御尽力御察申上候。

今朝与三郎参、咄聞候所、先生の御周旋ニて長崎へ参り候よし、同人の事は元ト大郎が船の引もつれより、我々共御案内の通のセ話相かけ候人ニて、ことに海援隊外の者ニも在レ之候。

先生御一人御引うけなれバよろしく候得ども、隊中人を見付ケ且、長崎ニ於、此度取入候屋鋪ニて養なふなど少御用心無レ之候得バ、近立行カザルの御セ話がかゝり候と存候。小野生らが一条にかゝる事ハ小弟ラ多少の儀論有レ之候。先承り候ニ付、早一筆さしあげ候。

十一月七日謹言〆後ト丙丁中 四条通室町上ル西側沢屋御旅宿

陸奥源二郎様才谷楳太郎御直披内用ナリ御独見

●図書カード

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