Chapter 1 of 1

Chapter 1

はらをへらした人のむれに、ぼくは食堂横町へながされていった。

給仕女の冷い眼に、なき顔になったのを、大きなどんぶりでもって人目からおおった。

えたいのしれぬものを、五分とながしこんでいたら、ぼくの食事が終った。

えらそうに、ビイルなどのんだ。ビイルがきものにこぼれて、「しもた」と思った。

金風の夕焼のなかで、ぼくはほんのりと酩酊して行った。

●図書カード

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