Chapter 1 of 1

Chapter 1

病みさらぼへたこの肉身を

湿りたるわくら葉に横たへよう

わがまはりにはすくすくと

節の間長き竹が生え

冬の夜の黒い疾い風ゆゑに

茎は戛々の音を立てる

節の間長き竹の茎は

我が頭上に黒々と天蓋を捧げ

網目なすそのひと葉ひと葉は

夜半の白い霜を帯び

いとも鋭い葉先をさし延べ

わが力ない心臓の方をゆびさす

●図書カード

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