Chapter 9 of 94
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晝寢から醒めて寂しい、空しい、落付かない心持になる。去年の暮から始まつた「一年間」の問題が一生の問題となり、讀書と修業(行法)とのデイレンマや、一切の仕事の空しさに對する感じなどに溺れて、中々讀書や仕事に手がつくところまでは漕ぎつけ難い。
夜、風ひどく吹く。廣小路に出て買物をして、歸つて一人で少し酒を飮む。涙ぐまるゝ心持。(一月)
晝寢から醒めて寂しい、空しい、落付かない心持になる。去年の暮から始まつた「一年間」の問題が一生の問題となり、讀書と修業(行法)とのデイレンマや、一切の仕事の空しさに對する感じなどに溺れて、中々讀書や仕事に手がつくところまでは漕ぎつけ難い。
夜、風ひどく吹く。廣小路に出て買物をして、歸つて一人で少し酒を飮む。涙ぐまるゝ心持。(一月)