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小熊秀雄全集-08 詩集(7)恋愛詩篇
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小熊秀雄全集-08 詩集(7)恋愛詩篇
小熊秀雄
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译文 Pagera AI
原文 Public Domain
Chapter 10 of 17

労働の中の愛

農村では、

生活の歌や田園での

麦の把の忙がしい投げあひのさなかに

うつくしい健康な人は笑ふのです、

都会では、

工場の雑音の

たがひにいりくんだ

整然とした音のなかで

あのうつくしい健康な人は笑ふのです、

さあ、若い人たちよ、

ちよつとの間

待つてゐて下さい、

すべての生活の不便はとりのぞかれます、

たがひに愛しあふ時間を

労働時間八時間の中に、

働きつゝ愛しあふ日がくるでせう、

ふたりの生活の

くるしみの一致点に

なんてふたりの四つの眼の

ぶつかつたところに

一つの美しい月や

エメラルドや紅玉(ルビー)のやうな

星がきらめいてゐるのでせう、

ふたりの生活を

脅やかすものへの

楯つき方の一致したところに

なんて花や散歩道や

山岳はひらけてゐるのでせう、

若い人たちよ、

あなた達の生活の

苦しみの一致したところから

その苦しみの共働的な

追つ払ひのために

たたかふ仕事を始めたところから、

殆んど調和的に愛しあふ権利を

公然と主張したらいゝ、

そして樹と月と星と花と山とに

自然に触れるために

連れだつて行つたらいゝ、

時の青春よ、

それは逃げ去るものであるが、

あわてゝ追つてはいけないものよ、

自然な闘ひは

あなたにいつまでも

愛し合ふ力を与へ

青春を失はせないでせう。

Chapter 10 of 17
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