Chapter 1 of 42
買うのを躊躇する人に
もしも船乗調子の船乗物語や、
暴風雨や冒険、暑さ寒さが、
もしもスクーナー船や、島々や、
置去り人や海賊や埋められた黄金や、
さてはまた昔の風のままに再び語られた
あらゆる古いロマンスが、
私をかつて喜ばせたように、より賢い
今日の少年たちを喜ばせることが出来るなら、
――それならよろしい、すぐ始め給え! もしそうでなく、
もし勉強好きな青年たちが、
昔の嗜好を忘れてしまい、
キングストンや、勇者バランタインや、
森と波とのクーパー(註一)を、もはや欲しないなら、
それもまたよろしい! それなら私と私の海賊どもは、
それらの人や彼等の創造物の横る
墳墓の中に仲間入りせんことを!