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自分は見た
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自分は見た
千家元麿
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译文 Pagera AI
原文 Public Domain
Chapter 5 of 99

朝

朝、

清淨な火の風はよろづのものゝ上に吹き渡り

人も木も鳥も凡てのものが皆默つて戰きを感じる

非常な靜かさが空の頂天から地の底まで感じられる

棒のやうに横ふ雲も隅の方にかたづけられて

空にはあちらこちらで

白熱した星がくるくると廻轉し乍ら

すばらしい速力でかけて行く

然うして

消えるものは消えて行き

天の一方がにはかに爆發して

血管が破れたやうに空に光りが潮して來る。

自ら歡喜が人の身に生じる。

にはかに一齊のものに暖い活氣が生じて來る

かゝる時初めて見上げた空の感じは忘られない

人は空の頂天から地の底まで。

火の通じてゐるのを感じる。

Chapter 5 of 99
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