返回
其中日記 14 (十三の続)
Table of Contents
其中日記 14 (十三の続)
種田山頭火
Reading Settings
字体大小
18px
主题
浅色
深色
棕褐色
护眼模式
行距
阅读模式
译文 Pagera AI
原文 Public Domain
Chapter 3 of 90

八月四日

晴、緑平居。

朝やうやく解放されて帰宿、おかみさんが気の毒がつてくれる、ほんたうに馬鹿らしい出来事だつた。

十時、関門海峡を渡る、一杯ひつかける、一時緑平居着、腹から安心して御馳走になる、腹も空つてゐたので、奴豆腐を二丁までも頂戴した。

夜はラヂオを聞きレコードを聞かせてもらつた。

長い長いトンネルをぬけて炎天

廃坑

日ざかりの煙突また煙吐いてゐる

けふは誰か来てくれさうな昼月がある

親船子船すずしくゆれてゆく

非常時色

古い葉新らしい葉七夕の竹は立て

Chapter 3 of 90
|