Chapter 1 of 1

Chapter 1

雪解けの午後は淋し

砂利を噛む荷車の

轍の音遠くきこえ

疲れ心地にふくみたる

パイプの煙をのゝく

室ぬちは冬の日うすれ

描きさしのセント・セバスチアンは

低くためいきす。

電燈のとぼるを待ちつ

われは今 わが心の洞を眺む。

●図書カード

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