Chapter 1 of 2

恋人よ、その哀しげな歌をやめてよ、

おまへの魂がいらいらするので、

そんな歌をうたひだすのだ。

しかもおまへはわがままに

親しい人だと歌つてきかせる。

ああ、それは不可ないことだ!

降りくる悲しみを少しもうけとめないで、

安易で架空な有頂天を幸福と感じ做し

自分を売る店を探して走り廻るとは、

なんと悲しく悲しいことだ……

Chapter 1 of 2