Chapter 1 of 1

Chapter 1

赤き鳥居はあせたれど

杉のうれ行く冬の雲

野は殿堂の続きかな

よくすかれたる日本紙は

一年風に完けきと

雪の反射に知りぬべし

かしこは一の篩にて

ひとまづそこに香を浄み

入り来るなりと云ひ伝ふ

雪の堆のなかにして

りゝと軋れる井戸車

野は楽の音に充つるかな

●図書カード

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