上村松園 · 일본어
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花筐と岩倉村 上村松園 「花がたみ」は第九回文展出品作で、大正四年の制作である。 この絵は、わたくしの数多くの作品中でも、いろんな意味において大作の部にはいるべきもので、制作に当たっては、数々の思い出が残っているが、なかでも、狂人の研究には、今おもい出しても妙な気持ちに誘われるものがある。 この絵も、「草紙洗小町」や、「砧」などと同じく謡曲の中から取材したもので、なかなか美しい舞台面をみせる狂言なのである。 謡曲「花筐」は、世阿弥の作であると伝えられているが、たしかなことは判っていないのであるとか―― 筋は、継体天皇の御代のことで――越前の国味真野の里に居給う大跡部の皇子が、御位を継がせ給うて継体天皇となり給うについて、俄かに御上洛を遊ばされる時、御寵愛の照日前に玉章と形見の花籠を賜わったが――照日前に、花筐を持って君の御跡を追うて玉穂の都に上ったときが、あたかも君が紅葉の行幸に出御あらせられ、このところをお通りなさるときいて道の辺にお待ち申し上げた。 その姿を君もあわれに思し召されて、越前国を思いいだされ、その姿にて面白う狂うて見せよと宣旨あそばされたので、照日前は君の御前で狂人の舞
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上村松園
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