小川未明
小川未明 · Japanese
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小川未明 · Japanese
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Original (Japanese)
ちい子ちゃんは、床の中で目をさましました。うぐいすの鳴き声が、きこえてきました。 「おや、ラジオかしら。」 このごろ、いつもお休み日の朝には、小鳥の鳴き声が放送されたからです。しかし、その声は、お隣の庭の方からきこえてくるような気がしました。あちらには、梅林があるし、木立もたくさんしげっていますから、どこからかうぐいすが飛んできて鳴いているのでないかとも、思われました。 「お母さん、あれラジオのうぐいすなの。」と、ちい子ちゃんは、聞きました。 とっくに起きて、家の中で働いていらした、お母さんは、 「ほんとうのうぐいすですよ。花が咲いているから、飛んできたのです。さあ、あんたも早く起きて、お顔を洗いなさい。いいお天気ですよ。」と、おっしゃいました。 「ああ、そうだ。日曜学校へいって、先生からお話を聞いて、それから、とみ子さんや、まさ子さんといっしょに遊ぶ、お約束がしてあったのだ。」と、思い出すと、ちい子ちゃんは、すぐに床から出ました。 空は、緑色にすみわたっていました。朝日がさして、木々の葉はいきいきとかがやいて、いい気持ちであります。 ちい子ちゃんは、ご飯をいただいてから、お机の前でま
小川未明
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