折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
あまり世の中が変り過ぎて、ため息一つついたことのなかつた我々も、時々ほうとすることがある。鳥が粟を拾ふやうにと言ふが、ほんたうに零細な知識を積んで来た私どもの学問も、どうかかうか、若い人たちが継承して行つてくれるに任せるほかはない。そんな妙な方法で、学問と言へるのか、変な学問もあつたものだと言はれ/\して来た私たちの研究も、おのづから中絶する日が、そこに見えて来た。 人の用意してをつた知識を素直に受け入れないことが、学問の発足と言ふのが、本たうだとすれば、私ども位、先人の学説から自由をふるまうて来た者も尠からうと思ふ。 と言つて、其を自慢する訣でもない。たゞ今まで口にしたことのない胸臆を書きつけて見れば、どんな気持ちがするだらうと言ふ気で書きはじめたまでのことである。 かう言ふ書き出しをつくつて見たが、さて何も変つたことが出て来さうにもない。此後、国文学などを研究して行く若い人々のうちに、かう言ふことを考へる人もあらうかと思つて、言はゞ身後の笑ひを予期しながら、其をまた一つの力に感じながら書いて置かうと思ふことの緒口をつけてゐる訣である。あのごつた返した昭和の末に、こんなことを書いて、
折口信夫
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