国枝史郎 · 일본어
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원문 (일본어)
岷山の隠士 国枝史郎 1 「いや彼は隴西の産だ」 「いや彼は蜀の産だ」 「とんでもないことで、巴西の産だよ」 「冗談を云うな山東の産を」 「李広の後裔だということだね」 「涼武昭王の末だよ」 ――青蓮居士謫仙人、李太白の素性なるものは、はっきり解っていないらしい。 金持が死ぬと相続問題が起こり、偉人が死ぬと素性争いが起こる。 偉人や金持になることも、ちょっとどうも考えものらしい。 李白十歳の初秋であった。県令の下に小奴となった。 ある日牛を追って堂前を通った。 県令の夫人が欄干に倚り、四方の景色を眺めていた。 穢らしい子供が、穢らしい牛を、臆面もなく追って行くのが、彼女の審美性を傷付けたらしい。 「無作法ではないか、外をお廻り」 すると李白は声に応じて賦した。 「素面欄鉤ニ倚リ、嬌声外頭ニ出ヅ、若シ是織女ニ非ズンバ、何ゾ必シモ牽牛ヲ問ハン」 これに驚いたのは夫人でなくて、その良人の県令であった。 早速引き上げて小姓とした。そうして硯席に侍らせた。 ある夜素晴らしい山火事があった。 「野火山ヲ焼クノ後、人帰レドモ火帰ラズ」 県令は苦心してここまで作った。後を附けることが出来なかった。 「
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国枝史郎
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