国枝史郎 · 일본어
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원문 (일본어)
柳営秘録かつえ蔵 国枝史郎 1 天保元年正月五日、場所は浅草、日は午後、人の出盛る時刻であった。大道手品師の鬼小僧、傴僂で片眼で無類の醜男、一見すると五十歳ぐらい、その実年は二十歳なのであった。 「浅草名物鬼小僧の手品、さあさあ遠慮なく見て行ってくれ。口を開いて見るは大馬鹿者、ゲラゲラ笑うはなお間抜け、渋面つくるは厭な奴、ちんと穏しく見る人にはこっちから褒美を出してやる。……まず初めは小手調べ、結んでも結べない手拭いの術、おおお立会誰でもいい、一本手拭いを貸してくんな」 「おいよ」と一人の職人が、腰の手拭いをポンと投げた。 「いやこいつア有難え、こう気前よく貸して貰うと、芸を演るにも演り可いってものだ。どうだい親方そのついでに一両がとこ貸してくれないか。アッハハハこいつア嘘だ! さて」と言うと鬼小僧は、手拭いを二三度打ち振ったが、 「たった今借りたこの手拭い、種もなければ仕掛もねえ。さあこいつをこう結ぶ」 云いながらヤンワリ結んだが、 「おおお立会誰でもいい、片っ方の端を引っ張ってくんな」 「よし来た」と云って飛び出して来たのは、この界隈の地廻りらしい。 「それ引っ張るぜ、どうだどうだ
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国枝史郎
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